★★★デリボーイ TSUYOSHI 号 エンジンOH その後・・・★★★
2008年03月15日
★★★デリボーイ TSUYOSHI 号 エンジンOH その後・・・★★★
こんにちは〜
さあ〜本日は 先般からの デリボーイ 5K エンジンOH の続き、
そうそう 大阪の デリボーイ TSUYOSHI 号 の エンジン・OHのつづきです!
まずは 写真を ご覧下さいな〜
★左の写真
はい ご覧のように エンジン本体から ピストンを 4本 抜き取りました・・・・・
シリンダーの周りを 取り囲むように 歪にあけられた 穴は
ウオータージャケットっと 呼ばれる 水路!
つまり ラジエターの冷却水を ウオーターポンプの圧力を用いて このウオーター
ジャケットに 通し エンジンの一番熱を発する 場所! まさに ピストン&シリンダー
周りを冷やす役目の ウオータージャケット!大切な 機関です!!!
★右の写真
ピストンヘッドが 茶色く焼けているのが よく判りますね〜
でも これが 普通なのです・・・・・ガソリンを燃やしているところですから
この状態が 通常状態!!!
★この ボーリング機械 で シリンダーを つるっ・つるっ に 削っていくのですが・・・・・
★シリンダーを 研磨するという事は・・・・・容積(ボア) つまり ピストンも大きくしなければ
ジャダが でてしまうし・・・・エンジンが正常に機能しなくなります・・・・
そこで・・・・・・ピストンを 研磨した分 大きくする オーバーサイズに交換!!!!(凄い)
そう 当たり前のことなんですがね・・・・・いわゆる ボアアップに!!!!!
★厳密にいうと ボアがUPする = 排気量がUP するのです・・・・
若干燃費は 悪くなるのかもしれませんが・・・・
POWER は ボアUP →→→ パワーUPする事に ・・・・・・?
★また 慣らし運転も 当然必要になりますから 3000kmくらいまでは
当面は 3000rpmまでしか エンジン回転は 上げられないのです!!!!!
★右の写真
ピストンの 上面に 0.50 の刻印が 見えますが・・・・
これは 0.5オーバーサイズのピストンである 証となります。
そう シリンダーを 0.5づつ 研磨するのです!!!!
★左の写真が 以前に ご紹介したときの 写真です!
これを 今回 0.5オーバーサイズにして 装着するのです!!!!
1つ ここで ある計算式を・・・・・
★Q・1
4気筒エンジンで ピストンヘッドが 直径5.6センチ
ピストンのストロークが 15.2センチの場合この エンジンの 排気量はいくつになるのか?
計算式を 記入し 答えなさい。
(平成17年度 株式会社ワコー車検センター 専門分野 入社試験 より)
★模範解答
まず ピストンの円 面積を求める
半径は 5.6÷2=2.8
円面積=半径 × 半径 × 3.14
つまり 2.8 × 2.8 × 3.14 = 24.6176
シリンダーは 円柱状の 為 円柱の容積を求める
つまり 円柱容積 = 底面積 × 高さ(ストローク)
24.6176 × ストロ−ク(15.2) = 374.18752
よって 4気筒エンジンの為 374.18752 × 4 =1496.7488
答え 約 1497cc エンジン
つまり デリボーイ 5K 1500ccエンジンと よく似ていますね。
Q・2
そこで 今回 1500ccのエンジン に 0.5のオーバーサイズピストン
を 使用して シリンダーを ボーリングしました。
排気量は 何ccにUP するのでしょうか・・・・?
答えは 一番 最後に・・・・・みなさん 計算してみて下さいね〜
★右写真は 作業台の 上の様子です・・・・・
★左は ピストンリング の 新品となります・・・・・
袋の印刷に NO.1 とか NO.2 とか 印刷されているのが わかります・・・・
この NO.1 とか NO.2 とかいうのは ピストンヘッドの ピストンリングの
上からの順番なのです・・・・・ホント よく考えてありますね〜エンジンは・・・・・・
さーあ まだまだ バルブシールの交換や 各ガスケットの交換 クリーニング等
作業は 山積です!!!!頑張っていきましょう〜っ!!!!
Q・2答え
★(2.8+0.25) × (2.8+0.25) × 3.14 =29.20985
29.20985 × 15.2 × 4 =1775.95888
よって 約 1776cc っとなります。
複雑だけど 興味深いんだなぁ〜
デリボーイ・セールス・YOSHIDA